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誰も見てない

離婚★不貞に強い離婚探偵行政書士の森部です

 

 

 

朝子供達に起こされ

中庭の木のクマゼミを採って欲しいと頼まれた

タモで採ったクマゼミを虫かごに長男が入れたが

虫カゴに入れるとセミの羽がぼろぼろになるから

よく見たらもう逃してやるんだぞ!

と、すぐに逃してやった

それから家の外へ出て

色々な木についているクマゼミを

採りながら観察しては逃した

 

 

 

子供達は木の上のクマゼミを見つけるのに夢中で

上を眺めていたが

地面に1匹の孵化を失敗して

羽がひん曲がったクマゼミが這いつくばっていた

誰にも気付かれず空も飛べず日の目も見れず

死んでいくクマゼミ…

 

 

 

 

探偵の仕事も似たようなもので

誰も見てないから努力しようがサボろうが

結果でしか判断されない

その結果も少し運次第な所もあるから

外部環境のせいにしたり

自分に対して言い訳したりして

 

 

 

少しづつ感覚が麻痺していき

いつしか気持ちも堕落していき

努力や自己成長をしようとしなくなる

だから探偵は誰もも見られず

誰にも評価もされない場面で

 

 

 

自分が辛かったり、諦めたいと思う時こそ

自分がありたい「かっこ良さ」を貫き通すと

驚くほど不思議な事が起きたり

ドラマティックな展開になり

探偵話のネタになるような面白い事が起き

そのネタにみんなが笑う

その時に俺探偵やっててよかったと

日の目を見ることがある

 

 

 

つまらない人生は

つまらなく魅力のない

お前が作っているのだ

 

 

 

 

誰かが見てるからカッコつけるのではなく

誰も見てないからこそカッコつけると

本当にカッコよくなり運も引き寄せれ

人間に厚みと深みが出てくるのだ

 

 

 

 

そうして地面に落ちた

羽のひん曲がったクマゼミを捕まえ

うちの中庭の木に登らせてやった

すると長男がそのクマゼミは

何故逃がさないのかと何度も聞いてきた

明くる日の朝長男が騒ぎながら

ずっとセミ見てたら頑張って木に登って

羽がキレイになってきたよ

 

 

と、昨日のクマゼミのひん曲がった羽が

凛として綺麗な透明色になっていた

 

誰も見てない訳じゃなくきっと誰かは見てる