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注意の錯覚

労務不正に強い国際探偵行政書士の森部です

土曜日だが錦は閑散としている

ファッションヘルス「巴里」も営業しているが

不特定の客と濃厚接触するサービス業なので

きっと影響がでているのだろう

 

本場フランスのパリでは外出禁止を取り締まるふりして

罰金をせしめるニセ警察官が出没するおそれがあるとして

注意が呼びかけられています

 

人間は「自分の視界のなかで起きている事はなにひとつ見逃さない」と思っていても

実際は「自分が見ようとしているもの以外は、見えなくなっている」場合が多い

 

それは犯罪を犯して超警戒している人間でもそうだ

会社の裏金1億円を横領した従業員を見つけ出す依頼があった

 

運よく隣の県のパチンコ店でその従業員を見つけ出し

そのまま産業道路脇のコンビニまで徒歩で尾行してきた

 

あとは、その犯人が今潜伏しているアジトを見つけ出さなければならない

 

その犯人の従業員はコンビニでタクシーを呼んでいるようだが

あいにく都市外れのこのコンビニまでくるのには配車するタクシーが捕まらないようだ

 

私は持ち前の運の良さで走行中のタクシーを停めて

そのコンビニの駐車場で待機していた

 

10分ほど停車していると

その犯人の男がタクシーの運転手に声を掛ける

「このタクシー、俺が呼んだやつ?」

 

運転手は違うとはなし続けて

「今日はこの時間はタクシーはなかなかつかまらないですよ」と助言した

 

それからまた20分ほど待っていると

今度はその犯人が僕の座る後部座席に来て

「なんで30分もここで停まっているんだ?」と問いかけてきた

 

私は彼にこう話した

「今日は僕の彼女とデートの為、ここにタクシーで迎えにきたのですが

 彼女にさっき電話したら今起きたというんです。

 あと1時間くらいは待って待ってないといけないんですけど

 運転手さんが今日はこんなところでタクシー拾えないと言われるもんですから

 ここで彼女が準備できるのを待っているんです。」

 

すると彼は

「ここまで来た分、待っている分、そしてこれから俺のホテルまでのタクシー代を全部払うので

 このタクシーで一緒に行ってもらえないか?」と提案してきた

 

私は助手席に移り、犯人と犯人の情婦が後部座席に乗った

 

私の事情をしっているタクシーの運転手は驚いた様子で半笑いを浮かべ

彼が指定したアジトのホテルへ向かった

 

「Think Smart」 ロルフ・ドベリー【著】の中で

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4/自分は大丈夫と錯覚してしまうわけ 【注意の錯覚】

目の前にあるのに気づかないことがよくある

どんなに「ありえない」ことでも想定しておいたほうがいい

予想外の出来事がどんなに大きく変則的でも、私たちがそれに気づくとは限らない

大きく変則的なだけには私たちの目に留まらない

気づくには、その出来事を想定しておかなければならない

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と言っているが、この経験したこともないパンデミックや

自分から声を掛けたタクシーに探偵が乗っているなんて

普通の人間ではどう対応してよいか想像つかないだろう

 

しかし大切なのは

ありえない事が起きても冷静に対応できるよう

心の準備をしておくことですね